【女性起業したい方へ】起業前に知っておきたい5ステップ

「このまま会社員を続けていくべきかな…」「自分の強みや好きなことを活かして事業を始めてみたい!」そんな思いを抱えている方も多いのではないでしょうか?今実際に、多くの女性が自分らしい働き方を求めて起業をしています。「起業」が特別なものではなく、働き方の選択肢として一般的になってきたのだと思います。
その一方で、「起業に興味はあるものの、失敗したらどうしよう・・・」「私なんかができわけないし・・・」と感じて断念してしまう人も多いです。でも実は、起業は思い切って飛び込むものではなく、一歩ずつ準備を進めることで、失敗確率も下がりますし、より確実な成功への道を歩むことができます。もし少しでも挑戦してみたい気持ちがあるなら、その気持ちに蓋をせずに、ぜひ一歩踏み出してみてください。
今回は、起業までの最低限やっておきたいステップについてお伝えしていきます。
Step1:アイデアの検証とマーケットリサーチ
もし、現在会社員やパートタイマーで就労中であれば、起業に全振りしたい気持ちは抑え、まずは今のお仕事を続けながら、じっくりとビジネスアイデアを育てていきましょう。
実践ポイント:
- 身近な友人や知人に、商品やサービスのアイデアについて具体的に話をしてみる
- 自分が考えている商品やサービスと似たようなものをリサーチし、実際に使ってみて、「もっとこうだったらいいのに」という改善点を見つける
- 商品やサービスを事業とした時に、かかるお金と得るお金をシミュレーションしてみる(必要な経費や売上予測の簡単な計算をしてみる。この段階ではざっくりでOK)
Step2:小さな一歩を踏み出してみる
「貯金を全て起業資金として全投資」は絶対にしないでください!いきなり全てを投げ打って博打のように起業するのではなく、まずは副業や週末起業でやってみるなど小さくスタートするのがおすすめです。小さくテストスタートし反応が良ければ少しずつ大きく育てていくことで、リスクも低くなりますし、成功確率は上がります。ちなみに、中小企業庁の「小規模企業白書」でも、副業からスタートして徐々に事業を広げていく「スモールスタート」の形態が、特に女性起業家の間で増加傾向にあることが報告されています。
Step3:事業計画を立てる
ステップ1と2で実際に動き出してわかったことを整理して、具体的な計画を立てていきましょう。「事業計画」というとなんだか難しそうだと思うかもしれませんが、最低限以下のチェックポイントを押さえつつ、計画を立てていきましょう。この事業計画を考えるのに何ヶ月も時間をかけることはありません。ビジネスの立ち上げ時に最初に立てた計画がそのまま実現するなんてことは滅多にないですので、サクッと立てましょう!「最低5年間分の事業計画を立てましょう」とよく言われますが、スモールスタートのビジネスであればそんなに長期視点で立てる必要はありません。3ヶ月、6ヶ月、長くて1年くらいの短期計画でまずは立てればいいと思います。半年くらい事業計画に沿ってやってみた感じで、徐々に中長期的な計画を立てていくのがいいと思います。
大切なチェックポイント:
- 毎月どのくらいの売上げを目指す?(ビジネスで得たい年収はどのくらいかから逆算してもいいですね)
- 考えているビジネスはどんなもの?
- 自分の商品やサービスが競合他社に比べて優れている点はどこ?
- 必要な準備費用はいくら?どうやってそのお金を準備する?(自己資金?補助金?親からの援助?)
- ターゲット(お客様になり得る人)はどんな人?その人たちにどうやって知ってもらう?(知り合いや友人経由の口コミ?SNS?広告出す?)
- 想定されるリスクには何がある?(在庫リスク?生活費に影響する?時間的リスク?クレームリスク?)
Step4:事業の形を選ぶ
副業や週末起業で少し感覚を掴んで、事業計画もなんとなく完成したら、本格スタートも視野に入れていきましょう。その際に、個人事業主でいくか、法人化するか、悩むところですよね。私がオススメするのは、まず個人事業主として開業して、軌道に乗ってきたら法人化を検討するというステージアップを踏む方法です。個人事業主の開業を拍子抜けするほどに簡単で、税務署に行き、開業届をペラっと出すだけで完了します。でも開業届を出すと、「私は経営者だ!」という感覚になりますよ。個人事業主で確定申告の補法などを慣れておくと(必ず青色申告者になることをお勧めします)、もし法人化する時が来ても、申告作業に戸惑うことはありません。ちなみに、中小企業庁の統計でも、女性起業時の約8割が個人事業主としてスタートし、事業の成長に合わせて法人化を検討するという形が一般的だとされています。
Step5:少しずつ事業を大きくする
基礎が固まったら、段階的に事業を広げていきましょう。
ここで大切なのは:
- お客様の声をしっかり聞いて、商品やサービスを良くしていく
- 価格は柔軟に見直しながら最適解を見つけていく(価格は安すぎても高すぎてもダメです)
- SNSなどを使って、少しずつ知名度を上げる
また、心強い味方となる支援制度もたくさんありますので、場合によっては(ビジネスの課題がある程度わかっている場合)利用してみてもいいと思います。
例えば:
- 日本政策金融公庫の融資制度
- 商工会議所の会員向け専門家無料相談(商工会議所の会員になる必要はありますが)
- 各都道府県の産業支援センターによる無料相談
- 中小機構の経営相談
これらは支援制度の一例です。お住まいの地域(県や市など)で独自で行なっている起業者支援などもたくさんあります。一人で抱え込まず、これらの支援制度もうまく活用しながら、あなたらしい事業を育てていきましょう!
迷ったとき、不安になったときは、このステップに立ち返ってみてください。きっと、次の一歩が見えてくるはずです。あなたの夢への挑戦、応援しています!
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