AIに使われる人 vs AIを使いこなす人 - 5年後、圧倒的な差がつく活用の分岐点 | 合同会社きらりすと

BLOG & INFO

コラム

AIに使われる人 vs AIを使いこなす人 – 5年後、圧倒的な差がつく活用の分岐点

#女性起業#経営マインド#経営知識#起業支援

今やビジネスの現場で「AIを使いこなせない」ということは、大きなハンディキャップとなる時代が到来した。AIがビジネスにおける「当たり前」の存在になりつつある昨今。文書作成からリサーチ、デザイン、タスク管理まで、さまざまなシーンで効率化を実現してくれるAIツールは今後さらに重要性を増していく。

数年前、ChatGPTがセンセーショナルに登場した時、ついにSFのような世界が来るのかとワクワクしたものだ。そこからさまざまなAIを使い始めて、使い分けられるようになり、仕事のスピードも効率もものすごく上がった。もうビジネスにAIなしでは成り立たないレベルになっている。

ビジネス必須!主要AIツール一覧表

現在、多くのビジネスパーソンが日常的に活用している主要AIツールの特徴と用途をまとめた。

AIツール主な特徴ビジネスでの活用メリット料金
ChatGPT万能型対話AI、プロンプト次第で幅広い業務対応文章作成・企画書作成・コンサルティング・要約・翻訳無料版/月額20USD(Plus)
Claude文章の意図を正確にくみ取ってアウトプットしてくれるため、信頼性の高い文書作成が可能自然な日本語生成・長文処理・安全性重視のタスク無料版/月額20USD(Pro)
PerplexityAIによりノイズを最小限に抑えながら重要なインサイトを抽出してくれるツールリサーチ・情報収集・データドリブンな意思決定無料版/月額20USD(Pro)
GeminiGoogleサービスに深く統合されているので、普段からGoogleドキュメントやスプレッドシートを使っている人には欠かせないツールGoogle Workspace連携・リアルタイム情報取得無料版/月額20USD(Advanced)
CanvaAIスライド自動生成機能があり、一文を入力するだけで、プレゼンテーションの内容とレイアウトが自動生成デザイン自動化・プレゼン資料作成・マーケティング素材無料版/月額14.99USD(Pro)
CopilotMicrosoft 365統合、普段利用するWordやPowerPoint、ExcelとCopilotが連携し、文書やプレゼン資料作成を支援するOffice業務効率化・企業環境での安全なAI利用月額30USD(Microsoft 365統合)
Notion AIオールインワンで使えるNotionにAI機能が加わり、文章の要約やタスク生成がスムーズプロジェクト管理・ナレッジ共有・チーム連携月額10USD(Notion AI追加)

AIに頼りすぎると人間は確実に退化する

あまりにも瞬時にタスクもこなすし、調べ物も書き物もしてくれる。さらには会社の戦略や企画など、経営の根幹に関わることも、優秀な社員以上の働きを見せてくれる。これからの時代、社員をたくさん抱える大企業というのはほとんど必要なくなるのかもしれない(業種によっては人間を抱えないと成り立たないビジネスもあるが)。

実際に、一人で会社を起こし、バリバリ稼ぐ人も出てきている。その裏にはAIの活用があるんじゃないかと思う。私はいつしかAIなしでは仕事ができなくなった。企業からの依頼で戦略や企画を考える仕事が多いが、その時のアイディア出しや壁打ちをAIとやったりもする。人間の部下や同僚をつけるより遥かにいいものを出してくれる。AIはもはや「優秀の部下」であり、私の「メンター」にもなっている。

でもAIを活用する上で気をつけなければいけない点がいくつかある。

【注意点1】自分で考えることをやめないこと

一つは、「自分で考えることをやめないこと」だ。全てをAIに頼ってAI頼みにしてしまい、自分で考えることをやめてしまう人がいる。自分で考えることをやめてしまうのは楽だけれど、AIに自分の人生もビジネスも左右される人になってしまう。そして、AIが使えない状況下では、その人はただの「つまらない空っぽの人」に成り下がってしまうのだ。

あくまでAIはうまく活用するものであって、全業務を信頼して依頼する対象ではないことを注意してほしい。

【注意点2】自分の知識向上は怠らないこと

2つめは、「自分の知識向上を怠らないこと」だ。AIでどんな情報も得られるからといって、自分の知識向上を怠ってしまってはダメだ。AIはこれから先もどんどん賢くなっていき、きっと人間より遥かに高度な知性をつけるだろう。

そのAIを使いこなすにはしっかりしたAIリテラシーが必要だ。そして、AIで生成された情報や抽出された情報を判断できる力を持っている必要が人間にはある。誰もがAIでビジネスを加速できる時代であるが、これからは、より深い知識を持った人間がAIとともにビジネスを超加速していく、そんなより高度な時代になっていくのだと思う。

AIと共に進歩する新しい時代へ

AI技術の急速な進歩により、ビジネスシーンにおいてもその活用に大きな期待が寄せられている。特に、業務効率化や新たな価値創出を目的としたAIツールやAI機能を備えたシステム・製品が次々に登場し、実際にカスタマーサポートやデータ分析などの分野では目に見える成果も出始めている。

これからの時代、AIは私たちの仕事のパートナーとして、ますます重要な存在になっていくだろう。しかし、重要なのはAIに依存するのではなく、AIを賢く活用しながら、自分自身の能力も向上させ続けることだ。

AIが得意な作業はAIに任せ、人間でしかできない創造性や判断力、感情を理解する力など、本質的な能力を磨き続ける。そうすることで、AI時代において真に価値のある人材として活躍し続けることができる。

AIは強力なツールだが、それを使いこなす人間の能力こそが、最終的にビジネスの成果を左右するのである。

この記事の著者

合同会社きらりすと 代表 内原絵美

千葉大学法経学部総合政策学科卒業。群馬県出身。
製薬会社・広告代理店での経験を経て、2015年にファッションブランドを立ち上げ起業。「第2回創業スクール選手権」にてビジネスプランが最優秀賞「経済産業大臣賞」を受賞。ビジネスの傍ら、地方創生やまちづくりにも携わる。
2020年に女性起業支援プロジェクト「Lady★Go」を行政と共同で立ち上げ、全体統括・企画・プロデュースを担う。
現在は、大手企業へのPR戦略立案やライティング、地域資源を活用した新規事業開発など、幅広いコンサルティング事業も展開。全国各地で起業・キャリアに関する講演活動も精力的に行っている。

コメントは受け付けていません。

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2025 合同会社きらりすと All Rights Reserved.

CLOSE